最近、または、いつだかに読んだ本 #05

このコーナーでは、修善寺に住む人や、修善寺に関わりのある人々による書籍紹介を掲載していきます。身近な人々がどんな本を読んで、何を思い、感じているのか、少しのぞいてみましょう。

『Good Luck』

アレックス・ロビラ (ポプラ社)

運と幸運の違いは何でしょうか?幸運を手にいれるためには何をすればよいのでしょうか?貧乏な家庭に生まれながらも成功を手にしたマックスが話す「魔法のクローバー」の話。


絶対に生えることがないと言われる「魅惑の森」で、手にした者に幸運をもたらしてくれるという魔法のクローバーを騎士たちは見つけることができるのでしょうか?さぁ一緒に魅惑の森にでかけましょう!

紹介者:大粒納豆
修善寺SGG所属のボランティア英語ガイドです。コウメ太夫と大福が大好きです。修善寺の観光アベンジャーズとして頑張ります!

『青い壺』

有吉 佐和子(文春文庫)

とある陶芸家が偶然作り出した、彼史上最高傑作の美しい青い壺。その壺は長い年月、数奇な旅をします。そして壺を巡る人の生活の一部を垣間見ることができます。

約50年前に書かれた作品ですが、人の性質や感情は昭和の世も、令和の世も大して変わりませんし、登場人物たちに同感してしまいます。そして世の常識の愚かさを皮肉っているのが絶妙なオチです。

紹介者:夕月のんのん
伊豆市在住。修善寺SGG所属のボランティア英語ガイドです。大雑把だけど、小物や料理を手作りするのが好きで、特に折り紙をしている時間で自分をリセットさせています。

『生きがい』

茂木 健一郎 (新潮文庫)


茂木健一郎氏が英語で書いてドイツでベストセラーになった日本人の幸せの秘訣を書いた本。本の中で、『<こだわり>は、ものすごく小さな細部を尋常でなく気にする、その方法のこと』と紹介されている。<こだわり>はもともとはネガティブな意味。自己満足のために私的に追及される基準。私もこだわって文章を何度も書き直す。誰に読んでもらう訳でなくとも、自分が満足できる文章を書くことが私の小さな生きがいなのかもしれない。

紹介者:まくら文庫
修善寺温泉入り口の週末だけオープンするブックカフェ。小説、洋書を中心に蔵書。オリジナルの文庫やZINEを発行する創作活動も行っている。
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☎ 090-3307-8232
OPEN 10:00-15:00(土・日営業)
修禅寺から徒歩10分
Instagram @makurabunko
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修善寺温泉・住民発のローカル文芸マガジン『湯文好日』編集部です。様々な文芸作品を通じ、 季節や時代を超えて、 修善寺温泉を楽しんでいただけるようなコンテンツを発信しています。

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