このコーナーでは、修善寺の俳句会や吟行で詠まれた句、公募や地域内の投句箱にていただいた句を掲載していきます。ゆる〜くほめる俳句で「ゆるほめ俳句」です。初回の今号では、かつて修善寺で活動していた「俳句愛好会」の会員が選んだ地域にゆかりのある方々の春らしい句をお届けしました。
寝返りをうてば土筆は目の高さ(六丁目)
ものの芽や人にやさしくしたくなり(滋酔郎)
耳の穴掘ってもらひぬ春の風(夏目漱石)
あめだまに銀歯とられて涅槃西風 (一貫)
毎年よ彼岸のいりに寒いのは(正岡子規)
目のゴミの取れる呪春一番(変哲)