湯文好日について

湯文好日とうぶんこうじつ』は、 2024年3月に創刊した修善寺温泉・地域住民発のローカル文芸マガジンです。

「地域の歴史や土地柄を大切にしながら、地域に深く根付くような取り組みをしていきたい」という共通の思いをもつ住民有志で企画制作に取り組んでいます。

様々な文芸作品を通じ、 季節や時代を超えて、 修善寺温泉を楽しんでいただけるようなコンテンツを発信しています。当サイトでは、各号に収録した記事やコラムの他、文芸にかかわわる地域での最新情報、掲載しきれなかった読者投稿などをお届けいたします。


修善寺温泉場では、過去数年間、これからの地域のあり方やまちづくりのあれこれを考えようと、地域内の事業者たちで「ざっくばらんに話す会」を細々と開催してきました。その中で、生まれた企画のひとつが、この「文芸」をテーマにしたローカルマガジン『湯文好日』です。

文芸作品の面白さは、今ここにいながら、異なる時代や季節、場所へと旅できることにあると思います。

修善寺温泉の紡いできた歴史が長いからこそ、異なる時代の文芸作品を通じて、その時々の情景を現在の姿に重ねて散策すると、より楽しめるのではないか。文庫本のように手元に置いて、ある日の修善寺温泉をいつでもどこでも味わうことができたら面白いんじゃないか。

かつて温泉場を訪れた人々がそうであったように、お宿で本をゆっくり読んだり、書いたり、温泉に浸かりながらゆかりの人々に思いをはせたり。目にした風景からちょっと句を詠んでみたり。そんな楽しみ方を、今を生きる私たちもしてみたら、もっとこのまちを好きになるんじゃないか——

そんな思いから、テーマを「文芸」としました。

今後、このマガジンが、修善寺温泉の新しい楽しみ方を提供する場、読者と投稿者、地域内外の人々の交流の場になっていけたらと思います。創作活動にこれまで取り組んだことのない人も、気軽にペンを手にとって、またはスマホをぽちぼちとして、気軽に参加していただけると嬉しいです。