写真で超短編小説|2026年夏号

このコーナーでは、超短編小説(140字以内)を掲載していきます。どのような視点でどんな物語が生まれるのかを楽しみにしています。れるのかを楽しみにしています。
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超短編小説とは
SNSから発祥した短い文章やストーリーを共有するスタイルの小説です。方丈海『#140字小説』や、原田たけし『三円小説』、氏田雄介『54字の物語』など、人気作品は書籍化もされています。

五十を過ぎてから、酒より甘いものが好きになった。今日も「和楽」であんみつを買い部屋に戻る。店で食べる勇気はまだ持てないのだ。昔、ワインを飲んでいたグラスに入れ替え、テラスにあるテーブルに置く。午後の日差しが、樹立ちを抜け、グラスに押し込められた寒天のキューブをきらめかせた。

岡田保志

「持ち帰れますか」と尋ねると、和菓子屋のおばあさんは、夏がこぼれないよう丁寧に包んでくれた。家でガラスの器に移し、黒蜜をかける。窓辺の光まで琥珀色になった。最後にさくらんぼを載せると、いつもの部屋に小さな甘味処が開店した。客は私ひとり。今年最初の夏をひと匙すくった。

匿名希望

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修善寺温泉・住民発のローカル文芸マガジン『湯文好日』編集部です。様々な文芸作品を通じ、 季節や時代を超えて、 修善寺温泉を楽しんでいただけるようなコンテンツを発信しています。

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