令和6年度の伊豆市のイベントで文学まつりの企画・運営をお手伝いしました。手前みそではありますが、読書会と吟行会という読書好き、文学好き、温泉好きには刺さるイベントを企画できたかな、と思います。
毎回の事ですが、地域で小さなイベントを行うときに問題になるのが、集客です。チラシを配る、SNSで発信する、メディア向けプレスリリースをする、など、様々な方法があるかと思います。
ただ、今回の文学イベントに限らず、地域で行われるイベントは地元の有志が手弁当で開催しているものや地域の住民が当番で準備をしているものが多く、そんなに広告費用を掛けられないのが実情です。SNSでの発信についても、そんなに驚くようなフォロワーがいるわけでもなく、あまり集客の戦力にはなりません。せっかくイベントをやるのであれば、たくさんの人に来てもらいたいのは、人の人情というもの…。
文学まつりのチラシ。市内の飲食店や土産店に掲示や設置をお願いして回った。
読書会の様子。チラシをみて申し込んだという参加者は少なく、知人からの紹介での参加が多かった。
さらに、イベントの主催者側からすると、「自分たちと想いを共有したい」という熱い気持ちもあり、自分たちと同じように修善寺温泉を愛し、文学を愛し、文豪を愛し…、その愛を語らいたい、という気持ちもあるので、通り一辺倒のマーケティングでは伝え切れない想いがあるのです。
私の個人的な理想としては、湯文好日や地域の行事やイベントを通じて、修善寺温泉のファンを増やしたい、そして、そのファンの方たちと観光地としての修善寺温泉を創り上げていきたい、という想いがあります。
そのためには、湯文好日のサポーターさんとのつながりや、地域の行事やイベント大切に、地道に修善寺温泉を愛する者のネットワークを広げていくことがはじめの一歩かな、と思っています。
その地道な草の根活動は続けていくとして、それでも地域の活動やイベントを一定数の人たちに効果的に届ける手段はないものかと模索しています。何かアイデアやヒントがあれば教えてください。