今年の春先に「伊豆文学まつり」の一環で読書会を2回開催しました。
そこから約半年後の9月、修善寺温泉で読書会を定期的に開催できないか…と市内の湯ヶ島エリアで梶井基次郎を中心に文学関連のイベントを開催している「(一社)伊豆文士村」の神田さんからお声がけいただきました。
▼神田さん視点でのお話はコチラ
春の読書会は、「読書会のある町って、なんかいいよね」という思いと、これをきっかけに地域の誰かが「自分も参加したい、主催したい」と声を上げてくれるといいなという思いで、私(燕舎・勝野)とまくら文庫さんとで企画したものでした。こんなに望んだり叶ったりなことはない!ということで、お顔合わせ。
初対面にも関わらず話がとても盛り上がり、文芸や文学をテーマに色々なことができそうとあっちこっちに話が飛んでしまいましたが…読書会は早速10月にお試しで開催をしてみようということで話がまとまりました。
初回は、文士村さんにリードをお願いして、梶井基次郎の『檸檬』を課題図書に開催しました。まずは身内で集まってやろうと話していましたが、縁あってYoutuber図書委員こざぶろうさんが横浜から参加してくれてにぎやかな一晩に。
第2回目の開催も同じく梶井から『冬の日』を課題図書として開催。(私は参加できなかったのですが…)地域住民の方や最近地域おこし協力隊として移住してきた文学少年のいいじま、さんも参加していただき、こちらも素敵な夜の読書会になったようです。
▼参加者のみなさんによるレポもぜひお読みください。
まくら文庫さんは、読書会に合わせて課題図書+書下ろし小説を合わせたオリジナルZINE*を制作してくれていて、これを手にするのも楽しみのひとつです。
*ZINEとは:個人やグループでテーマを決めて作るの雑誌のことです。「magazine(雑誌)」を短くした言葉と言われています。小説や詩集、写真集、旅行記、アートやファッションをテーマにした冊子などなど…。テーマも形式も自由な雑誌を総称してZINEと呼んでいます。
▼まくら文庫のオンラインショップから購入も可能です。
第3回修善寺温泉読書会やその他の文学関連のイベント情報については、湯文好日の編集部で運営を始めた「伊豆読書会」から随時発信していく予定ですので、ぜひこちらもチェックしてみてください。